愉快系

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電子書籍はじめコンテンツの違法コピーを考える

電子書籍関連のニュースで『自炊』が取り上げられていました。

『電子書籍への蔵書コピー代行業者急増 作家や出版社、法曹関係者は「違法」と警告』

『自炊』とは、蔵書をスキャン→PDF化して電子書籍を自作すること。iPadやiPhone、Kindleなどで読むことができます。

この記事を要約すると…

  • 『自炊』は面倒なので、この手間暇を代行してくれる業者が急増中
  • しかし、本人以外が『自炊』することは著作権的に違法になる恐れも
  • 出版業界のなんとか協会らは法的な対応も検討している

…とのこと。

 

まずなによりも。

 

電子書籍の対応が遅れたからこのような環境になってしまったのでは?

自分のことを棚に上げて…とぶっちゃけ思いました。

違法とか合法とかそれ以前にビジネス的に話がおかしい。電子書籍が普及さえすれば、そもそも自炊代行業者なんて出てこなかったんですし、今後も普及すれば絶滅します。

しかもこういうニュースになるほど、認知度があがって使う人は増える…と。

 

それにしても、iPad購入者の2割が自炊しているんですか! まぁ母数が300人ということで統計的にはちょっと信憑性に欠けますが、それにしてもすごい。

ぼくの周りでは、圧倒的に『紙派』が多くてちょっとしょげてましたが(^^;、電子書籍の需要はやっぱり相当あるよなぁ。

あと、1冊100円程度で『自炊』してくれるなら、ぼくも業者にお願いしたいくらいですねぇ(^^; 価格競争になって『自炊』費用もどんどんさがっているそうです。

 

さて。ネットの、大きな特性の一つがコレで価格競争。先月は儲かってたのに、自社より安い業者が検索上に今月出たとたん、あっという間に赤字に転落…なんてことが日常茶飯事の業界です。

なぜなら比較検討がめちゃくちゃ簡単だから。ワンクリックで他店舗(サイト)に行けるわけです。価格コムみたいなサイトも充実してますからクリックすら必要ない。

同じサービス・似たような商品であれば、あとは価格しかないわけです。

 

たとえばPC修理サービス。1回1万円のA社がいたとします。今日から、1回1000円の格安B会社が検索結果に表示されるようになりました。(主に広告で)

とうぜん、みんなB社に集中します。A社は悩みました。「なんであんなに安いんだ…?」調べてみると、B社は海外で修理していました。だから人件費が日本より安い。その分価格も安い。

次の日、なんと、1回100円の激安C社が現れました。当たり前のように、みんなC社に集中します。B社も悩みました。「バカな!? 海外に出してもあんなに安くできるはずがない…」

ぶっちゃけ、実はC社も赤字でした! が、C社はPC修理がメイン事業ではなく、自作PC販売がメイン事業でした。つまり、PC修理は赤字でもいいんです。っていうか無料ですらいい。それで登録してくれたお客さんにセールスがかけられるし、そうやって自作PCが売れれば元が取れたのです。タダより高いものは無いということデスネ。

めでたしめでたし(?)

 

とまぁこのようなことがよく起きているので、ネットでの商売はラクではありません。リアルなら、物理的な距離と、それにともなう時間消費がありましたので、デフレとはいえここまで露骨に価格競争にはならないのです。ネットの商売は、値崩れが早すぎるわけです。(あるいはネットのせいでリアルまで値崩れ早くなります)

では、代替不能な商品やサービスを扱えばいいといえばそうなのですが、このモノ余りのご時世にそんな商品は滅多にないし、代替不能ということは誰も知らないわけで、それを広めるのも一苦労だったりします。

(あ、ここら辺ぜんぶ先生のうけうりです。いつもお世話になってます(^^;)

 

ようやく話が戻って電子書籍。

狭義的には代替不能な商品だし、なんか横のつながりが強そうな業界ですから、値崩れする心配はなさそうです(そうはいっても文庫よりは安くせざるをえないかな?)。でもその代わり違法コピーがあるわけです。

物販は価格競争。

コンテンツは違法コピー。

ネットの商売はほんっと難儀ですねぇ(^^;

でも、本当に『飢えて死ぬ』ほど違法コピーされるのかな?と最近思います。違法コピー"してもらう"ためには、ある程度有名にならないといけませんので。逆に、無名でがんばっている人に寄付金が集まる、なんてケースもあるわけです。

これまでのように印税1億円、などという世界はもうないかもしれませんが、つまりそれは収入に天井ができた、というだけの話で、本当に作家は収入がなくなるのかなぁ?と。(まぁ出版社はキツイでしょうが)

月収数十万の兼業作家が増えて『仕事はそこそこ、趣味は充実』なんて人が増えた方が逆に面白いなと最近思います。その兼業作家、なんと100万人の読者がいたりして!(そのうち大半は違法コピーの読者でも影響力は甚大)

もし、違法コピーの横行で本当にメシが食えないのなら、上記C社のような、何か別のビジネスモデルを入れる必要があります。

そのビジネスモデルとは何か!?

それはまだ思案中なんですけれども…(^^;